最新のお知らせ イベント 2019.04.22

【開催レポート】 at Will Work「第3回パートナー会〜"働き方改革その後のリアル"を深堀り〜」を開催しました!

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ランサーズ株式会社様の「新しい働き方LAB」にて開催。

2019年4月15日。at Will Workのパートナー様をお招きし、第3回 パートナー会を行いました。今回のテーマは「〜"働き方改革その後のリアル"を深堀り〜」。総勢36名の方にお越し頂きました。

なお、今回のレポート記事の写真は、gcストーリー株式会社様に写真撮影をしていただきました。ありがとうございました!

【当日のプログラム】
 ◆オープニング at Will Work代表理事よりご挨拶

 ◆特別セッション
 「変革の時代における人材競争力強化のための9つの提言〜日本企業の経営競争力〜」
 <登壇者>
 ・堀田 陽平氏(経済産業省 産業人材政策室 室長補佐 弁護士)
 <モデレーター>
 ・日比谷 尚武氏(一般社団法人at Will Work理事)

 ◆セッション第1部 パネルディスカッション
 「Work Story Award 2018その後のリアル"を深堀り」
 <登壇者> 
 ・蓮池しのぶ氏(gcストーリー株式会社
 ・石丸晋平氏(株式会社ZENKIGEN
 <モデレーター>
 ・日比谷 尚武氏(一般社団法人at Will Work理事)

 ◆交流タイム(ネットワーキング)

 ◆セッション第2部 ワークショップ
 <登壇者>
 ・斉藤 知明 氏(Fringe81株式会社(Unipos)
 <モデレーター>
 ・日比谷 尚武氏(一般社団法人at Will Work理事)

▽オープニング

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はじめに、at Will Work代表理事の松林よりat Will Workの取り組みと、今後の活動についてご説明させていただきました。

一般社団法人at Will Work は、「働き方を選択できる世の中を作りたい」ということで立ち上げた団体で、設立3年目を迎えました。

現在、at Will Workのパートナー企業様も50社以上になってきたのですが、パートナー会は今回で3回目。「より実践的に新しい働き方に向かい合える場」を提供したいと考え、このような機会を作らせていただきました。今年はこのパートナー会を、2ヶ月に1回のペースで開催予定です。

特別セッション:
「変革の時代における人材競争力強化のための9つの提言〜日本企業の経営競争力〜」

IMG_5612.jpg堀田陽平氏 (経済産業省 産業人材政策室 室長補佐 弁護士)

今回は経済産業省 産業人材政策室の堀田様にお越し頂き、「今後の人材政策基本方針について」お話頂きました。

意外と知らない!?経済産業省の「人材室」とは?

働き方改革と聞くと「厚生労働省」のイメージがあるかもしれませんが、「働き方改革」「人づくり革命」「生涯現役社会」など、政府が取り組む"人材"に関する政策について、経産省の立場で関わっている部署になります。

具体的には
①生産性向上や競争力強化の観点から検討に参加
②企業の方々のダイレクトなご意見を政策に反映する
という取り組みを行っており、今年1月からは「経営競争力強化に向けた人材マネジメント研究会」を開催。今回はその研究会でまとめた内容について、ぎゅっとまとめてお伝えします。

背景:日本企業・個人を取り巻く社会・経済環境は大きく変化

●グローバル化
幅広い業種がグローバル化に直面している現在、人材に関する課題は大きいです。

●デジタル化
第4次産業革命により社会構造・産業構造は非連続的に大きく変化。
今後、IoT・ビッグデータ・人工知能をはじめとした新たな技術により、グローバルに「第4次産業革命」とも呼ぶべきインパクトが見込まれている。

少子高齢化
生産年齢人口は減少し、人口構成も大きく変化。さらに、働き手の意識は大きく変化し、多様な働き方が増加していることも背景にあります。

このような環境変化の下で日本企業が競争に勝ち抜いていくには、どのように人材競争力を強化していくべきなのでしょうか?

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求められる雇用コミュニティのあり方は変化しています(クローズドなコミュニティー:内部公平性が最重要→メンバーの出入りがあるコミュニティー:外部競争力も重要)。

経営戦略を実現するための「人材戦略」も、従来のマネジメントでは通用しなくなっていて、これから求められる人材マネジメントも変化しています。

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経営競争力・人材競争力強化のための9つの提言

このような背景を踏まえて、この9つの提言にまとめました。

▽3つの原則
1. 経営戦略を実現する重要な要素として、人材および人材戦略を位置づけること

2. 個人の多様化・経営環境の不断な変化の中で、個人と企業がお互いを選びあい、高め合う関係を構築していくこと

3. 経営トップが率先してミッション・ビジョンの共有と実現を目指し、組織や企業文化の変革を進めること


▽6つの方策
1. 変革や人材育成を担う経営リーダー、ミドルリーダーの計画的育成・支援

2. 経営に必要な多様な人材確保を可能とする、外部労働市場と連動した柔軟な報酬制度・ キャリア機会の提供

3. 個人の挑戦や成長を促進し、強みを活かした企業価値の創出に貢献する企業文化や評価の構築

4. 個人の自律的なキャリア開発や学び直しを後押しし、支援する機会の提供

5. 個人の自律的なキャリア開発や学び直しを後押しし、支援する機会の提供

6. 経営トップ自ら、人材および人材戦略に関して積極的に発信し、従業員・労働市場・資本市場との対話を実施

最近ではエンゲージメントスコアも測定が可能になりつつあり、「エンゲージメントと企業業績の関係」も調査してきました。その結果、実はエンゲージメントと営業利益率・労働生産性の間には"正の相関がある"という可能性も出てきてます。

このような環境の変化と、これからの求められる人材マネジメントをまとめると、以下のような図になります。

これらの環境変化の中で、経営競争力を強化するための人材マネジメントを構築するためには、経営者自らが率先して組織文化・企業文化の変革を実行していくことが不可欠です。



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なお、この詳細については経済産業省のHPにも掲載されてますので、この機会にぜひご覧ください。

*リンクはこちら
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/jinzai_management/20190326_report.html

また、経済産業省のFacebookもありますので(Facebookで「人材政策」と検索するとヒットします!)、こちらも併せてぜひご覧ください。

*Facebookはこちら
https://www.facebook.com/HRpolicy.METI/

▽セッション第1部:パネルディスカッション

at Will WorkではWork Story Awardを開催していて、毎年20ストーリーが選出されています。今回は、Work Story Award 2018にて受賞された2つのストーリーについて、なぜ応募しようと思ったか?応募にあたって大変だったこと、応募後の社内外の反応などについてお話頂きました。

*受賞ストーリーはこちらです。
社員の"幸せ"を追求した先にあった「フラット型組織」
W学長が選ぶWork Story Award gCストーリー株式会社

企業と求職者のフェアな関係性構築――個性や熱意を存分に発揮できる就職活動に貢献
AI時代の未来のWorkStyle賞 株式会社ZENKIGEN


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写真(左から):石丸晋平氏(株式会社ZENKIGEN)、蓮池しのぶ氏 (gcストーリー株式会社)、日比谷 尚武氏(一般社団法人at Will Work理事)


日比谷氏:
そもそもなぜアワードに応募しようと思いましたか?

石丸氏:
我々はスタートアップ企業であり、ビジョンからはじめた企業ではあるものの、とは言っても、「どうやって生産性を上げたらいいのだろう?どうやって本当に採用人数を増やせるだろう?」っていう課題はメインにあって。ちょうど応募するのにいい機会だなと思ったのが、「我々はどうゆう意味合いの活動をしてるのかな?」というのをちゃんと振り返り、再編集したいなと思ったのが応募しようと思った理由です。本当に世の中に対して、ZENKIGEN(※)できる社会を実現できるのかな?というのも、改めて確認もできる機会にもなるなと考えて応募しました。
※ZENKIGEN=全機現とは、禅の言葉で「人が持つ能力の全てを発揮する」こと。


日比谷氏:
アワードのエントリーシートをご覧になったことがある方は分かるかと思いますが、取り組みの内容を事細かにパワーポイントに落とし込む必要があって、結構大変なんですよね。そのあたりはどうでしたか?


石丸氏:
実際作業的にはもちろん大変。が、我々のビジョンはあるものの、生産性や効率性などはやっぱり求められるものであり、でもその生産性や効率性がどう我々のビジョンと繋がってるかというのを、このエントリーシートに落とし込むことで再確認できましたね。おそらく、みなさんZENKIGENしてくださると、生産性だったり効率性も最終的には爆発的に上がるはずだという確信にも繋がりました。


蓮池氏:
アワードは実はいろいろ出してますが、at Will Workのアワードは「ストーリーに着目してるところがすごく面白いね」ってなって、それで応募してみようかなとなりました。わたしたちの会社は安心安全な組織作りを大切にしていまして、メンバー一人一人の楽しかったこととか辛かったこととか悲しかったこととか・・・そういった感情も含めて全部、全社員でフラットに共有しあうことや、ストーリーを語ることは日頃から大切にしていたということもあり、応募させて頂きました。

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日比谷氏:
「働き方」という切り口でいうと、年間どれくらい生産性が上がったか?とかはよく聞くけれども、それだけじゃないですもんね。では、ストーリーをまとめることで得られたメリットは如何でしたでしょうか?


石丸氏:
我々はまだPR機能というものがなかったのですが、このストーリーをまとめたことで「社外に対して我々が何をしたいのか」というお話ができるストーリーができました。自社以外での言葉でまとめて頂いたストーリーが出来たことで、これをきっかけに、PRって程でもないのですが、我々の本来やりたかった活動・・例えば地方大学を回ったりだとか、かなり限られた時間ではありますが講演をさせて頂くとか、有志でこういった活動をできるようになったことはすごくいい変化でした。


蓮池氏:
社内広報的な良さがあったかなと思います。ストーリーって、日常にいたら埋もれてしまうというか客観的に見ないと分からない部分って多いと思うのですが、社内に転がってるストーリーをあえて抽出することで、「あの時はすごい混乱して、すごい苦しかったけど、なんか逆にすごいよかったね」という声が上がったりだとかはありました。社外的にもフラット型組織が認知されていったことも大きいです。


日比谷氏:
確かにアワードって内側の取り組みなので、このような機会がない限り、まとめる機会がないですもんね。


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日比谷氏:
at Will Workとしては、働き方に関する多様な取り組みを、あの手この手で見える化して発信していきたいと思いますので、ぜひ皆さんも応募して頂けたらなと思います。エントリーシートも大変なんですけど、一次審査を通過して頂けると、PRTableさんが取材としてインタビューしてくれて、プロのライターにストーリーとしてまとめてもらえるので、ぜひチャレンジして頂けたらなと思います。


さて、話変わって・・・「社員は会社ミッションに共感してほしい」という会社は多いとは思いますが、でも言うは易しでミッションの浸透に苦労されるかと思います。、そのへんは何か工夫されてることありますか?


石丸氏:
これ何も回答を準備してなかったんですけど(笑)、先ほどの経産省の方のお話もあったかと思うんですけど、効率化ってのはある程度数字で表せるかと思うんですが、"人の熱意からの仕事の成果"を数字に表すのはなかなか難しいんですよね。でも、"人の熱意からの仕事の成果"というのは、お客様との日々の取り組みの中だとか、会議の中だとかに実は熱量ってのものは所々にはあるはずで。その点と点にバラバラに存在しているものを、今回のようにちゃんと線で繋げてストーリーにする作業ってのは、自社のミッションの共通認識を改めるという意味ですごく重要な気がしますね。「我々っていまの時代に求められてることをやってるよね」っていう実感が、ストーリーを通して、本当にアルバイトさんレベルでも共通言語になるなと感じてます。


蓮池氏:
理念浸透に関しては、逆に課題を感じたことがあまりないですね。というのも最初の採用の段階で、自社の考え方に共感できるかをすごく見ているんですよね。実は最終選考が合宿なんですけども、腹を割って話し込むこともするので、エントリーの段階でお互いがかなり確認し合います。


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ラストは今後の取り組みをそれぞれにお伺いして、パネルディスカッションを終えました。



さて、今回のパートナー会では、at Will Workのパートナー企業様である株式会社mannaka様のケータリングをご用意頂きました。


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株式会社mannakaの濱塚様にケータリングをご紹介を頂き

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第1部セッションのあとは、参加者のみなさんとしばし交流タイム(ネットワーキング)。
軽食を頂きながらお話されながらと、大変盛り上がっている様子でした。


▽セッション第2部:ワークショップ

ワークショップでは、第1部に引き続いてWork Story Award 2018にてW受賞された"Unipos様の取り組み"を聞いて「もし自社で取り入れるとしたら、どうゆう工夫がいるかな?どんな効果が期待できそうかな?」を、各テーブルごとでディスカッションして頂きました。


*受賞ストーリーはこちらです。
隠れたヒーローに、スポットライトを―自社の課題解決から生まれたUnipos
テーマ別部門賞 テクノロジービジネスの専門家が選ぶSPIC賞
Fringe81株式会社(Unipos) 

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Fringe81株式会社(Unipos)の斉藤知明氏に、ユニポスの取り組みをお話し頂きました。

ワークショップでは各テーブル非常に盛り上がっていて、活気溢れる議論が飛び交っていました。


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パートナー会にご参加頂いた方のアンケートを一部ご紹介します。

・今後、会社のカルチャーを作っていく中で感じていた課題について気づきがあり、大変満足です。
・他の会社の話を聞くことは本当に役立ちます。
・これからのパートナー会での繋がりが楽しみです。
・経済産業省のお話はデータがたくさん示されていて、大変参考になりました。
・Awardにどのように応募したのか、応募することの社内向けのメリットもわかったため大変満足です。
・採用の仕方が独特で参考になりました。
・理念の重要性を再認識した。
・理念が浸透していることに憧れたと同時にどんな社風かに興味が沸きました
・シンプルでわかりやすく、自社の事業のヒントになった。
・事業へつながるストーリーが良かった。
・目に見えないこと、生産性のないことが実は重要であるということが印象に残りました。


この度ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

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【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:一般社団法人at Will Work 広報
担当者名:日比谷 / 遠藤
Email:pr@atwill.work