最新のお知らせ イベント 2019.12.13

【開催レポート】 at Will Work「第6回パートナー会 働き方改革のあれから」~2017年アワード1次審査通過企業に聞く、働き方改革のこれから~」を開催しました!

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先日、at Will Work第6回パートナー会が
12月3日(火)19時~、株式会社ウィングアーク1st様の会場をお借りして、行われました。

今回は、
「働き方改革のあれから」~2017年アワード1次審査通過企業に聞く、働き方改革のこれから~」と題し
2017年一次審査を通過された企業である

ウイングアーク1st株式会社 久我 温紀 様
花王株式会社 秋田 千恵 様

の2社に登壇頂き、2017年のご応募時のストーリーとともに、この2年間での活動の展開をお話し頂きました。

パートナー会では「学びと実践」をテーマに多様な働き方を模索し、
社内にて制度設計している実例を紹介、導入までの経緯や、実装するまでの苦労や悩みなど、ナレッジを共有し、それぞれ自社の働き方に活かして頂く事が目的としています。

ウイングアーク1st株式会社
「データドリブンなマネジメントで、トップ営業マンがAI時代のワークスタイル変革に挑戦!」

ウィングアーク1st社は、データの力で様々な分野の課題解決を行なっています。

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そんなデータに強いウィングアーク1st社ならではの働き方改革が生まれたのは、新規販売の売り上げが2012年より右肩下がりになっていたのがきっかけでした。

まずはその原因を探るべく、現場の課題を吸い上げたそうです。
すると、

・目標や現状に対する正確な数値を営業マンが把握していないこと
・数値の集計や分析に多くの時間が割かれていること
・退職者が30%もあること
・数値を把握するのに、週1回しか時間が取れていないこと

が浮き彫りとなりました。

特に数値の認識のズレは一人あたりの誤差が少なくても、チーム全体となると大きな誤差を生んでしまいます。
そして、その数値のズレが、意識のズレも生んでしまっている状態だと分かったそうです。

そこで、自社のシステムを活かしてデータを自動で分析する仕組みを作り、誰もが現状の共通認識をしやすい環境に。

そうすることで、今まで曖昧になっていた目標に対する現状との差異も明確になり、議論の出発地点が、現状把握ではなく、現状に対してどう対処するか?ということから始められるようになりました。その結果、お客様への提案作成に時間が割けるようになり、品質が上がっていったそうです。

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また、チームも自走し始め、
全員が今の状況を把握し、自分に何かできることはないかとサポートし合えるようになったと言います。

週報、報告、指示も自動化していき、さらには、社員個々のデータを蓄積することで、教育にも活かすことができるようになっていったそうです。
その結果、以下のような状況を生み出すことに成功しました。

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ここまで目標に対して、徹底的にデータマネジメントされていると、社員の皆さんの目標達成への道筋が個々でも見えやすく、モチベーション向上にも繋がるため、素晴らしい取り組みだと感じました。

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花王株式会社
「やらずに諦める」女性を支援する──34枚のカードが綴る『日々の世界のつくりかた』

洗剤やシャンプーなど生活に必要な商品を多く展開されている花王社。日常的に商品を利用している方も多いのではないでしょうか?
花王社の生活者研究部に所属されている秋田さん。

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生活者研究部は設立から85年という古い歴史があり、昔はシャンプーの仕方や洗濯の仕方を消費者へ教えていた部署だったそう。
現在では、消費者の生活の現場を見せてもらったり、話を聞いたりし、その結果を事業へとアウトプットしていく役割を担っています。
現場調査を行う中で、秋田さんたちは、子育てをするママが持っている悩みに気づきました。

それは、ママたちが出産を機に仕事を続けることを諦めてしまっているということ

しかし、本当は仕事に対して前向きで、続けたいと思っているという事実を知りました。
その悩みを知り、ママたちがやらずに諦めてしまうのはもったいないと、仕事と子育てを両立してきた女性たちの暗黙知を言葉にしてわかりやすく伝えるべく、慶應義塾大学のパターンランゲージを専門とする井庭先生とともに、「こういう状況の時にこういう問題が起こりがち。
でもこうすれば解決できるじゃないか」という内容を34個のパターンランゲージに落とし込みました。

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さらに、単に教科書的なものを伝えるのではなく、自分にあった、働き方や暮らし方を探すことができるよう、34個のパターンランゲージを元にワークショップを始めました。

カードを使い可視化できるため、同じ悩みを持つママたちが、共有しやすかったり同じようなことに共感しやすいとのこと。

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その後、2017年以降もワークショップの開催を重ねるうちに、開催先で、自分もワークショップを開きたいという声が上がるようになったそうです。
今では、NPO法人が主催してワークショップを行なったり、保育園で実施されたり、他社企業とコラボして行われることもあるそうです。

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セミナーだとこうあるべきという答えを提示されることが多いですが、ワークショップでは、自分自身で答えを見つけられることが大きな利点になっています。


トークセッション

お二人の発表の後はパネルディスカッション。
両社全く違う視点での働き方のストーリーですが、共通していたのは、見えない抽象的だったものを「見える化」したということ。
at Will Work理事の日比谷がファシリテーターを務め、ご登壇いただいた2社にプレゼンの内容をさらに深掘ってお伺いしました。

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ウィングアーク1st社には、データマネジメントが浸透するまでの経緯と、他にもデータを効率よく使っている内容について伺いました。

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今となっては全社にこのデータマネジメントが浸透していますが、新卒から60歳の営業マンまで幅広い年齢層の社員がいるため、改革は少しずつ行なっていったとのこと。
最初は4人のチームから始め、徐々に成功事例を増やしながら社内へ浸透させていったそうです。
また、現在は社内のコミュニケーションもデータ化をしているとのこと。Uniposのデータをさらにデータ化し、組織設計に役立てているそうです。

花王社には、ワークショップを行う中での発見や今後の展開について伺いました。

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ワークショップを展開する中で、今までのインタビューなどとは違う形で、生活者の声を聞けるようになったことから、さらに様々な方からの意見や感想が聞けるようになったと言います。
いつかは、生活者の声を元に、課題を解決する商品を開発し、展開していきたいと考えているとのことでした。


交流会

今回は大きなテーブルを囲んで座談会方式で交流会を行いました。
今回のケータリングはMOMOEさん。色とりどりの華やかなお料理がテーブルを彩りました。

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この座談会では、参加者の皆様に今回のテーマになぞらえて、2017年からの2年間で自社の取り組みがどんな風に変わったかをお話いただきました。

事業や取り組み、規模も全く違う他社の取り組みに皆さん興味津々でした。
リモートワーク、在宅ワークの導入に奮闘している会社や、逆にNo出社を辞めて出社義務を戻した会社、社長という職は果たしているのか?という社長自らの問題提起から、社長が転職してしまった会社も?!

さらに、取り組みの話題の中から、働く人の年齢が幅広くなっていっていることに対して、若者から高齢者までの、働く人の認識を揃えることが難しいという話題が上がりました。
特に、規模が大きくなればなるほどこの課題は大きくなっていきますが、この多様性をどのように会社が受け入れ、働く人々の価値を最大限に引き出すのかということを考えていくことが、これからの会社のあり方として重要になっていくということが上がりました。

どの企業様も、働き方について常に深く考えられているため、議論は盛り上がり濃い時間となりました。

今後も、より多くの働き方についてのナレッジが集まり、
情報の交換がしあえるような場をこれからもつくって参りたいと思います。

今回参加してくださった企業の皆様本当にありがとうございました!


そして多様な働き方のナレッジ共有に興味ある企業様、人事の方。
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