最新のお知らせ パートナー 2020.06.18

オファー型採用から生まれる出会いが、学生と企業の未来を変える。人材に関する事業を通して、若い人の可能性を広げる、i-plugの信念とは?

at Will Workのパートナー企業様」を紹介する連載第8弾!

at Will Workのパートナーの皆さまは、働き方に関する取り組みを積極的に行われています。「働き方の選択肢を広げる」ために各パートナーの取り組みを、より多くの方に知っていただくべくご紹介していきます。ぜひご覧ください!

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株式会社i-plug

「つながりで世界をワクワクさせる」をミッションに掲げ、企業から学生に直接オファーを送ることができる新卒に特化したダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」をメインに展開。他にも、大学生を対象とした適性検査サービス「コレカナ」など、将来を担う若い人材の可能性を拡げる仕組みを提供している。

◾️オファー型による、採用の新しい可能性。OfferBoxが生み出した学生と企業の新たな選択肢とは?

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▲今回お話を伺ったのは、株式会社i-plug 取締役 CFO 田中 伸明

ーまず、i-plug設立の経緯を教えてください。

創業者の中野、山田、田中がグロービス経営大学院の同期でして、在学中にビジネスプランコンテストでチームを組んだことをきっかけに意気投合し、一緒に起業した、というのが経緯です。
起業にあたって、キャリアや専門性、実現したいことが三人とも異なっていたので、自分たちの出発点をきちんと明らかにしよう、と考えるようになりました。

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当時、三人とも幼い子供を持つ親だったので、「自分たちの子供含め、日本の将来を担う、若者の可能性を広げる仕組みを作っていきたい」という共通の想いが見つかり、その想いを出発点として起業することにしました。

ー若い世代の可能性を広げる仕組みを作る、というのは大きなテーマですね!なぜ人材領域で挑戦することにしたのでしょうか?

まず「若い人材の可能性を広げる仕組みを作りたい」と考えた時に、人と向き合う業界で勝負する必要がある、と思いました。また、代表の中野は人材系企業に10年間務めており、人材業界における構造的な課題も理解していました。中野が業界に明るく、かつ問題意識もあることから、私達も人材業界にスポットを当てて取り組む事にしたんです。

最初は新卒紹介事業からスタートして1ヶ月で100社ほど営業をしたのですが、契約が取れた会社は一社しかなく、全くビジネスになりませんでした。

大手企業が既に市場を独占していたり、明確に紹介出来る学生群を自社で用意できていなかったりと、市場の中で自社の価値を見いだすことが難しく、競合優位性を生むことができませんでした。1ヶ月ほど活動した結果、新卒紹介事業はやめることを決断しました。

OfferBoxが生まれるきっかけとなったのは、サービスクローズを決めた後に中野が参加したビジネスコンテストです。そのコンテストには成功報酬型のアルバイト求人で成長していた企業や、逆求人型のリアルイベントを運営している企業も参加されていました。プレゼンを見て刺激を受けると共に、Webサービスで逆求人型かつ成功報酬型のサービスがないことに気づき、心機一転、Webを介した逆求人型新卒採用サービスの構想に着手しました。

その構想を、企業の人事100名、学生200名にアンケートやインタビューを通して磨き上げ「OfferBox」のベータ版を作成。再び企業や学生さんに使ってもらい感触を確かめました。

自分達は、孫正義氏やザッカーバーグ氏のような秀でた才能があるわけではありません。お客様の声をしっかりとヒアリングした上で、実直にサービスを作ろうと決めていました。社会が求めているものを形にしていくという姿勢で生まれたのが、OfferBoxだったんです。

ー実際に人事の課題や学生の声を一つ一つ反映させて完成したのがOfferBoxだったのですね。

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企業と学生の方々へのインタビューから発見した人事の課題の一つが、「学生は、知っている企業にエントリーする割合が高い」ということでした。学生がエントリーした企業の約半数が、就職活動を実施する前から既に知っていた企業へのエントリーだったんです。

つまり、エントリー型の仕組みでは、知名度の高い会社には有利ですが、そうでない会社にとっては採用に苦戦するという問題が起きていました。リクナビやマイナビに掲載する、あるいは合同説明会や学内の説明会に出展する、などの取り組みを行い、学生に見つけてもらわなければ、エントリーすらしてもらえない状態でした。

ー学生にいかに認知してもらえるかでエントリー数も大きく変わってしまうのですね。

この課題もOfferBoxで解決できるのでしょうか。

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OfferBoxでは、企業側からオファーを送信することで、自社が定める人物像にあった学生に直接アクセス出来ます。

実は<「OfferBoxを通じて入社に至った企業が、第一志望の業界ではなかった」と答えた学生が77%という結果が出ているんです。学生は、想定していなかった企業の選択肢を得ることができ、就職に繋げられている一方で、企業は今まで出会えなかった学生を採用できる、という結果が出ています。

近年では、テクノロジーの進化や新型コロナウイルスの流行をはじめとした予測しにくい変化が次々と起こっています。そのため、今必要な人材ではなく「企業が目指す将来像を実現に導くポテンシャルのある人材」を採用したい、という流れになっています。しかし、未来を実現するために必要な人材が、就職先の選択肢が拡がらない、それが実態なんです。

そのギャップを埋めるのが、オファー型採用の強みではないかと思っています。

ーオファー型採用は、採用の概念を変える新しい価値観として一石を投じていますよね。

エントリー型の採用は、多くの学生が自由に様々な企業へ応募でき、企業側も多くの学生を集められることが価値です。しかし、一方で自分の適性がどういった業種で活かせるか、自己理解が深まっていない学生が、認知ベースでエントリーしてしまうので、企業側は沢山集まってもスクリーニングを行わねばならず、また、一人一人と向き合う時間が短くなってしまい、コミュニケーションの希薄化を招いてしまう、と思います。

OfferBoxでは企業と学生のニーズミスマッチを減らしていく事を心がけてサービスを作ってきました。

ーでは、他の逆求人型のサービスとは違う、OfferBoxの強みは何でしょうか?

「オファーの量に制限かけている」ということです。企業が送れるオファーの数には上限がありますし、学生も承諾できるオファーの数が限られています。コミュニケーションの希薄化を防ぎ、マンツーマンで、お互いのことをしっかり理解し合いながら選考を進めてほしい、という考えからです。

また、適性検査を用いて10万人以上のデータベースから自社で活躍しやすいタイプの学生を探すことができるのも強みです。

社員に適性検査を受けてもらい、活躍している人材に共通する要素を洗い出して、それを採用したい学生の検索軸に盛り込むことができます。

ソフト面でいうと「8年間積み重ねてきた経験」が本当の意味での強みです。OfferBoxは企業側も本気で取り組む事で良い結果を生むサービスなので、本当に欲しい人材が採用できるように「どうやってオファーを送るのか」「どういった形で選考を進めればいいのか」などの正しい使い方をお客様に伝え続けています。

利用して頂く企業様と一緒に作り上げてきたOfferBoxのカルチャー自体が強みになっているのではないのかと思います。

ー会社の大小関わらず、オファー送信数に一定の制限をかけたのも、i-plugの思想が表れていますよね。

お客様から「一斉送信ボタンをつけて欲しい」と何度も言われ続けていても、OfferBoxでは「個とのコミュニケーション」を大切にしてほしいので、断り続けています。笑

ーではこの8年間で印象的だった事例はありますか?

IT・通信事業を行うある企業さまでは、採用部隊を少数精鋭で担っていたため、一人ひとりの業務量が多い状況でした。しかし、OfferBoxでの採用を導入したことで、生産性が上がり、働き方改革に繋がったという話を頂きました。

オファー型は、最初に工数がかかるので導入当初は生産性を悪化させるのではないか、と思われがちです。しかし、採用したい、会いたいと思えるような学生にのみ絞ってオファーを送るので、結果的に採用の確実性を上げることができます。

また、学生例で印象的なのは、最終的にOfferBox以外で就職が決まったにも関わらず、弊社にお礼のメッセージを下さる学生がいることです。正解のない就職活動に不安を抱え、自信を持てない学生は非常に多いのですが、そういった学生から、「オファーをもらえると自信になる」というようなコメントを沢山頂きます。就職活動中に不採用通知を沢山もらうと、誰でも心が折れます。しかし、OfferBoxでは「あなたに会いたい」「あなたのここが良いと思った」というオファーが届きます。それがあったから踏ん張れたという学生が多く、 OfferBoxで決まらなかったとしても、その学生の就職活動を支えることができたのは大きな価値ではないかと思います。

ー「あなたに会いたいです」と言ってもらえるだけで心の支えになりますよね。

◾️キラキラした大人が溢れる世の中へ。若い世代の可能性を広げる仕組みを。

ー話は変わりますが、新型コロナウイルスが流行し始めてから、真っ先にWebシューカツ推進委員会という取り組みを開始されましたね。とても素敵な取り組みだと感じました。

ありがとうございます。

新型コロナウイルスが流行り始めた2月の早い段階から情報収集を始めていたのですが、これは間違いなく企業と学生が混乱し、大変なことになると予想していました。

少しでも企業と学生に安心して就職活動してもらいたいという想いから、オンライン就活のインフラを企業と学生のために提供していくことが必要であると判断し「Webシューカツ推進委員会」を発足しました。Webシューカツ推進委員会では、i-plugが旗振り役となり、オンライン就活のインフラを持つ企業と共に期間限定でサービスの無料提供などを行いました。

ーi-plugだけで取り組みを行うのではなく、他社と一緒にチームを組み、行っていらっしゃるのですね。

世の中に対して一企業が出来る事は限界があります。一方で、仲間を巻き込んで一緒に取り組んでいけば大きな力となるのではないでしょうか。会社としても「つながりで世界をワクワクさせる」というビジョンを掲げているので、我々が旗振り役、そしてコネクタの役割として様々な人や企業を繋ぎ、世の中の問題を解決する機会として取り組みました。

ーでは、at Will Work に参画してくださった理由を教えてください。

我々が「新しい価値を創造していく」ということを大切にしている中で、「新しいスタンダードを作ろう」としているat Will Workの活動とリンクしたのが大きな理由です。

事業を運営していて思うのですが、やはり学生が自ら知り得る企業数は限られているので、「世の中にはこんなにも素敵な企業が沢山あるんだよ」「チャレンジしているキラキラした大人が沢山いるんだよ」ということを知ってもらいたい、と強く思っています。

at Will Workに参画することで、OfferBoxを使ってくださっている学生に、素敵な企業や大人との繋がりを作れるのではないかと思いました。

実際に、at Will Work主催で学生参加型の企画を実施してくださった時に、学生の方々に対して、普段は知り得ることのできない企業や大人との出会いの機会を提供でき、とても喜んで頂いたのも嬉しいことでした。

ー私たちもat Will Workに関わる企業様を学生の皆様に知っていただけるのはとても嬉しいです。

では、i-plugの社内で行っている取り組みが何かあれば教えてください。

2012年から時短制度を活用しており、子供がいなくても、男性でも女性も、誰でも時短正社員になれるようにしています。様々な境遇や事情がある中で、社員誰もが自分らしく働ける選択を持つことができるよう、この制度が生まれました。

そういった制度を持っているので、i-plugには子供を持つ社員が多いですね。

また、i-plugで働くことが社員の自己実現に繋がって欲しいと思っているので、研修の受講や本の購入など、学びたいと思う人に対して会社が補助を出す仕組みも用意しています。

ー会社として社員個人個人を支援していくというスタンスなのですね。

社員の人生の何年かをi-plugで過ごすというのは、家族の人生にも影響を与えているので、そこに対して責任を持ちキャリアの自己実現を支援していく。Employee Success(エンプロイーサクセス)と我々は言っているのですが、それを実現する会社として、支援をしていきたいと思っています。

ーi-plugの社員さんは幸せですね。

そうだといいなと思っています。

ー最後にi-plugの事業を通して、今後どんな未来を実現していきたいですか。

起業当初から目標にしているように、若い人たちの目がキラキラしていて、社会に出るのが楽しみに感じられるような世の中にしていきたいですね。

また、私たちのような人間でも会社を興して事業を展開することができたので、「不可能だと思うことも、力を合わせれば可能なことに変えられる」ということを示し続けて、若い人たちに後に続いてほしいと思っています。

ー若い人たちが目を輝かせてチャレンジできるような世の中になったら良いですね!

今後の展開を楽しみにしています。